目次
1 社会で守らなければならないこと
人間関係で成り立つ社会では、さまざまな「守らなければならないこと」が存在します。それらは、普段の生活の中に浸透しています。今回は、守らなければならない、「マナー」「エチケット」「モラル」「ルール」の違いについて改めて確認し、それぞれが社会の中でどのように働いているのかをみていきましょう!
2 マナー
マナーとは、普段の生活や人間関係の中で、社会全体に向けて「正しい態度」を指す言葉です。社会全体の礼儀とも言えるかもしれません。守らなかったからといって、罰則があるわけではありません。
例えば、食事のマナー(口を閉じて噛むこと・ナイフ、フォークの使い方)やエレベーターに乗るときのマナー(降りる人が優先)などがあります。

3 エチケット
エチケットとは、普段の生活や人間関係の中で、個人的な「正しい態度」を指す言葉です。個人的な礼儀とも言えるかもしれません。守らなかったからといって、罰則があるわけではありません。
マナーとエチケットは、社会全体に向けたものなのか、個人的なものなのかという違いがあります。
例えば、服装のエチケット(大切な場面ではネクタイを締めること)や言葉づかいのエチケット(正しい敬語の使い方)などがあります。

4 モラル
モラルは、良心的な気遣いや心遣いのことを言います。モラルが欠けているからと言って、罰則があるわけではありません。
モラルが欠けている具体例
- 嘘をつく
- ゴミをポイ捨てする
- 他人を傷つける言動や行動をする
モラルのある具体例
- 嘘をつかない
- ゴミをポイ捨てしない
- 引越しのあいさつに手土産をもっていく

5 ルール
ルールは、公的に定められた規則を指します。守らないと罰則があります。
例えば、交通ルールなどがあります。

6 おわりに
これらの言葉は、一見似ているようですが、そのニュアンスはさまざまです。「マナー」は社会全体へのの態度を、「エチケット」は個人的な態度を、「モラル」は社会の倫理観を、「ルール」は公的な規則を定義しています。これらを理解した上で、今日からの生活に活かしてみましょう!
